『意志』#19水越邦斗

サッカーについても、それ以外の様々な場面についても3年の秋からの入部というのは、個人的な能力などの理由も含め難しい部分が多く、上手くいかない日々にしんどいと思うことが続きました。

サッカーをしていて楽しいと感じる瞬間よりも、辛いと思うことの方がずっと多かったと思います。

 

それでも、サッカー部に所属していたこの一年間が大学生活で一番充実していたなと、現役の頃も引退した後も感じています。

 

それは、「できることならリーグ戦に絡みたい」という思いがあったからです。

 

おかげで、一年間振り返ってみて、後悔はたくさんあるし常に努力できたかと言われるとそうではないかもしれないけど、自分なりに頑張れたかなと思うことができました。

 

 

上手くいかず辛い日々が続いて、なぜ今更サッカー部に入ろうだなんて思ったのかと自分に問いつめたことが何度もあったけど、それでも入部という選択に後悔はないし、本気でサッカーをやりたいと思った自分の気持ちに間違いはなかった

 

 

たった一年間だったけど、これまでの過程は確かな自信につながりました。

 

指導してくださったOBやコーチの方々、短い間でしたがお世話になった先輩方、先輩として然るべき姿や態度は示せなかったけどそれでも慕ってくれた後輩たち、サッカーに本気だったからこそはじめはなかなか難しかったけど最後には受け入れてくれた同期、また都立大サッカー部に関わってくださる全ての方々のおかげです。本当にありがとうございました。

 

この経験は、今すぐに何かにはならなくとも、人生を生きていくためと信じてこれから先を頑張っていきます。


水越邦斗