『非日常の毎日』#77MG柏倉千紘

引退して4ヶ月が経ちました。引退前は永遠に部活をやっていたいと思っていましたが、部活のない生活も案外楽しく充実しています。しかし、ふと引退前を思い返すと、仲間と共に貪欲に何かに向かっていた頃が懐かしくなり、何かが足りないような寂しい気持ちになります。



そんな私の人生の大半を占めていた都立大サッカー部で感じたこと、学んだことなどを綴っていきたいと思います。部員日記と違って、ウケを一切気にしなくていいのはとても気が楽ですね。



サッカー部での4年間は、本当に沢山のことがありました。辛いことや苦しいことも沢山ありましたが、部活を辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。辛いことの何倍も楽しいこと、嬉しいこと、学ぶことがあったからです。


部活をしている時間は、毎日が新鮮でした。恐らく外から見れば、毎日同じことをしていて、学校に行くかのような「日常」に感じるかもしれません。しかし毎日、誰かの出来ることが増えたり、誰かのサッカーが上達したり、部員の仲が深まったりと様々なことがあるので、4年間同じと感じる日はありませんでした。恐らく部員の皆も毎日、昨日より成長しようと努力し、同じ日を過ごしたことはないと思います。



そんな部員の成長していく姿を見て、それに見合った活動を自分も出来るように努力する時間は、全てが貴重で充実したものでした。



そんな貴重な4年間に引き入れてくださり、沢山のことを勉強させて下さった先輩方、取り柄のない私を先輩として慕ってくれた後輩の皆、辛い時になんだかんだ影から支えてくれた同期には感謝しかありません。
先輩、後輩、同期、全てにおいてこの学年で良かったと心から思います。


都立大サッカー部は昔も今も、一人一人に凄く魅力のあるチームだと思います。だからこそ、毎年素敵な人が入部してくれるのだと思います。この連鎖を止めないで、卒業後も好きでいられるチームでいてください。


最後に4年間マネージャーとして活動した立場から、現役、もしくはこれから入部する部員へお願いがあります。



プレーヤーへ
マネージャーへ時々でいいので、感謝を伝えてあげてください。マネージャーは、仕事が明確化されているわけではなく、皆手探りで活動しています。仕事を明確化していないのは、自分で何をすべきが、何が必要かを考えるためです。そうすることで、常に向上心を持って、より良い環境を作り上げることが出来ると思っています。
このようにマネージャーは答えがない中で活動しているので、自分の行動がプレーヤーの役に立っているのか分からなくなる時があります。
なので、たまにで大丈夫です。感謝を伝えてあげてください。感謝を伝えられるだけで、自分の行動に自信を持つことが出来ます。お願いします!



最後にマネージャーへ
これからぶつかることも沢山あると思います。
自分の本音をしっかりとぶつけ合って解決していってください。
皆は他人を思いやることの出来る人達です。それが故にぶつかってしまうこともあるかもしれません。しかし皆がサッカー部に対して本気で向き合っていることを知っているし、他人を思いやれる皆なら、本音をぶつけあって解決していけると信じています。
時間がかかってもいいから、全員自分の思いを妥協せずに、自分が心から誇れるサッカー部にしていってください。


分かりにくい上、上から目線な文章になってしまい申し訳ありません。





これで都立大サッカー部としての最後の活動「I will...」を終えたいと思います。

柏倉千紘






関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。
貴重な4年間を過ごさせていただき、本当にありがとうございました!