· 

『通過点』 #8 鈴木朋 

数えきれないほどの都立大サッカー部のために動いてくださった方々、サッカー人生の中で出会った方々、本当にありがとうございました。言葉では伝えきれません。

 

私は大学で迷いなく体育会を選びました。理由は「サッカーが好きだから」です。入って正解でした。本気でやるサッカーほど楽しいものはないと思います。本当に体育会に入ってよかったです。

 

4年間体育会サッカー部に所属して感じたことを書きたいと思います。

 

良かったことは、社会人になる前に精神的に大人になれたことだと思います。大学2年生までは自分のためにサッカーをしていました。残留を望むのも、より高いレベルでサッカーがしたいから、チームを思うというよりも自分がどうしたいかで動いていました。

3年生になって副主将になりました。主将の牛丸に比べれば仕事量とかチームのために費やす時間は比べ物にならないほど小さいものでしたが、今までに比べたらチームの目線に立った考え方ができるようになったと思います。自分が点を取るよりもチームの得点を優先できるようになった、自分の時間よりも練習の計画に時間を割けるようになったことは大きく成長したと思います。まだまだ足りてない部分が多いので、自分を優先する考え方ではなく、周りの人とかチーム全体の利益を優先できるような人間になりたいと感じています。

 

後悔していることは、もっと頑張れたのではないかということです。自分に対する頑張りとチームに対する頑張りに後悔があります。

もっと自主練すればよかったと思います。そうすればもっと活躍できた、もっとチームが勝てたと思います。もっと試合中に仕掛ければよかった、サイドの1対1・PA内の仕掛けとか練習しとけばチームはもっと楽になれたし、自分ももっと結果を出せたと思って今でも後悔しています。

チームのためにもっと朝早く来て準備できたのではないか、後輩が上手くなるために自分からコミュニケーションをとりに行けたのではないのかと後悔しています。

 

これらの後悔を生まないために、練習への道中、寝る前とかにあるべき姿、やったら効果を生みそうなことを熟考しとくべきだったと思います。ピッチ内は勿論大切ですが、ピッチ外にいかに考えを整理するかも大事です。それを実行に移すことができれば、毎日大きく成長できると思います。要するに、考えることと実行することは非常に大切で、サッカー部でも活かせますが、他の場面でも重要になる要素だと思います。

 

 

こういった後悔はあるのですが、それ以上にこのチームでサッカーができて楽しかったことの方が大きいです。ここでの楽しさは、サッカーをすることの楽しさとチームメイトといる楽しさです。数多の選択肢がある大学生という立場で、体育会サッカー部を選んでよかったと思います。身につけたこと学んだことを社会人生活でも糧にして頑張ります。もちろん体育会サッカー部もずっと応援しています。