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『視野広く』 #17 青山康平

 「視野広く」

 

自分は大学に入学して、何か部活かサークルに入るならサッカーを続けたいと思い、やるならちゃんとやろうと、サッカー部に入りました。自分が高校生だった頃に比べて、グラウンドは人工芝で正規の広さがあり、とても良い環境だと思いました。入部してからはただ高校サッカーと大学サッカーの違いに早く慣れようとか、練習についていこうとか、とにかく頑張ろうとしていて、あっという間に1年間が過ぎました。

そんな中、もうすぐ2年生になるというときに、自分は膝を怪我してしまいました。怪我をしている間は、練習のサポートをするようになり、客観的にチームを見る機会が増えました。チームを客観的に見て、今までの自分に足りなかったことや、怪我をしている自分がチームに何ができるかということを考えるようになりました。今振り返ってみたときに、個人的な成長だけではなく、チームについてより考えるターニングポイントであったと思います。それから、自分のリハビリをサポートしていただいたマネージャーの先輩に教えていただいた、練習前後のストレッチなどのケアを積極的に手伝うようになり、ただプレイヤーとしてサッカーをするのではなく、チームの役に立つことを考えるようになりました。

これをきっかけに、怪我が治ってからプレー自体の視野が広がったように感じましたし、より自分の意見を伝えるようになったと思います。自分自身は、プレイヤーとして実際に公式戦に出場する機会は少なかったけれど、意識の高いチームメイトとの過ごした日々は自分にとって大事な経験となりました。

視野を広げて、何を意識するか、何に価値を見出すのか考えていければ、自ずと行動していけるのではないかと思います。今まで自分に関わってくれたサッカー部の皆に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。