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「入部しなさい」 村上翔吾

私からは後輩、主に新入生に向けて書きたいと思います。

私は大学入学時はサークルに所属しており、途中入部という形で首都大サッカー部に入部しました。恐らく、サークルを中心とした大学生活と部活を中心とした大学生活の両方を知っているのは首都大サッカー部において私だけだと思うので、既に入部を決めている新入生に対しても入部を迷っている新入生に対しても入部の後押しになればいいなと思います。

 

まず、私がサッカー部に入部するまでの経緯について書こうと思います。

私は大学入学時にサッカーサークルをはじめ大学祭実行委員などその他複数のサークルに所属していました。正直、複数のサークルで新たな出会いやコミュニティができ、バイトも始めお金と時間があり毎日のように遊ぶ生活は刺激的で最高に楽しいものでした。

一年生の夏にはバイト代やそれまで貯金していた40万円をたった二ヶ月で全て使い切るほど遊びました。その時は初めての体験や高校生の時にはできなかったことができ、大学生活最高!!程度に思っていました。

しかし、秋頃にふと大学に入学してからの自分を振り返る機会があり、お金も成長したことも何一つ残らずただ楽しいだけだったなと虚しさを感じました。そして、将来を考えた時に貴重な4年間をただ楽しいだけの生活に費やすことに危機感や疑問を覚えるようになり、サッカー部への入部を決めました。

 

当時、学生生活に対する違和感を覚えてから入部に至るまでは2,3ヶ月あったと記憶しています。

正直、この間はサッカー部に入部するに当たりかなり迷いがありました。一番は生活が大きく変化することです。元々はサッカー以外にもさまざまな経験をしたいという理由で入学時にサークルに所属することを選択しました。入部することはそれらが一切できなくなることに等しいと考えていました。

 

入部を迷っている方の中には当時の私が感じたように一度競技を離れて自由に遊び、様々なことを経験したいという想いを持っている方も多い方と思います。

心配いりません入部しましょう。

入部してわかったことはそれら全部、部活に所属していてもできます。

部活における貴重な経験や成長もサークルでしか実現できないと思われる大学生を謳歌するような生活も両方得られます。サークルにあって部活にないものはありません。

 

入部してください