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信じるものは自分で決める

 4年の江口です。後期から留学に行くので、このコラムが最後になります。今回は、いつもと違う形で、自分の経験から考えることを書きたいと思います。

 

 このコラムは、サッカーに関する知見を広げることを目的とし、スタートしました。私自身、もっと早い段階で様々な考え方に触れることができたなら、もっと成長していたかもしれないと考えたからです。実際に私が栄養についての話をしてから、部員の食事に関する考え方も変えることができ、負けない体づくりに繋がるきっかけになりました。このことから、より多くの知識が人を成長させるきっかけになることを実感しました。

 

 ただ、私が感じたことは、知識は成長のきっかけになるだけです。知識があれば成長するというわけではありません。というのも先日、部員のK君と話をしている時に、はっきりとしたことは覚えていませんが、「腹筋はあっても意味がない。」みたいなことを言っていました。そこで私は「クリロナの前でも同じことが言える?笑」と聞き返したら何も言えませんでした。今の世の中は、ネットやTwitterで多くの情報を得ることができます。戦術や筋トレなど本当に多くのことを知ることができます。ただ本当に重要なことは、何か。実際にやり続けることだと思います。戦術の知識があれば、実際に行えるというわけではありません。ネットにある筋トレを23日やったら体が強くなるわけではありません。実際に練習し続けた結果、得られるものだと思います。私は高校2年の時から体幹TRをやってきました。サッカーをやっていて体で負けることは、ほとんどなくなりました。体幹のおかげかは分かりませんが、体幹TRはずっとやってきました。りんせいや湯浅が非常にいい例だと思います。二人が考える自分が強くなるTRを続けてきたことが、他の選手より抜きん出る要因だと思います。

 

 

 私はワンピースが好きなのですが、敵にそそのかれて、仲間であるスクワードが白ひげを刺すシーンがあります。そこで白ひげは「海賊なら、信じるものはてめえで決めろ!」ということを言いました。それとは、全然違うかもしれませんが、ネットの情報、親や先生の意見、友人の考えなど、自分の行動を変える要因はいくらでもあります。誰かがやっていたから、誰かが言っていたからやるのではなく、自分の中での判断基準を持ち、自分が成長できると信じれるものを継続してやり続けることが重要だと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。