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心拍数と運動強度の関係

1年の長田です。

今回は心拍数と運動強度の関係について書いていきます。

 

優れたサッカー選手になるには試合開始から動き続ける持久力とトップスピードや最大パワーを発揮する瞬発力の両方が必要になってきます。ここで、持久力があるとはどういうことなのでしょうか。持久力のある人のことをよく「あの人はスタミナがある」などと言いますが、スタミナのあるなしは何によって決まるのでしょうか。

 

実はこれには心臓の動きが関係しているのです。

心拍数とは一分回に何回心臓が鼓動をうったかを表すもので、心拍数が多いということはそれだけ心臓が活発に動いているということを意味します。運動するとその強度に応じて心拍数が増加し、もうこれ以上激しい運動に耐えられないというところまで追い込むと、その人の最大心拍数に達します。最大心拍数には個人差が大きくトレーニングによって回数を増やすことはできません。

しかし、トレーニングによって心臓が一回で送り出せる血液量は増やすことができます。

その結果、同じ量の血液を送り出すためにより少ない心拍数で済むことを意味します。そのため、トレーニングを積み重ねていくと同じ強度の運動をするときの心拍数は減ってきます。しかし、最大心拍数そのものには変化がないので、最大心拍数に到達したときの運動強度はより高くなります。つまり、それまで以上に激しい運動に耐えることができるようになるのです。

この、心臓が一回で送り出せる血液量は心筋の強さに関係します。

心筋はもちろんサッカーの試合や、有酸素運動によって鍛えることができますが、近年ではスクワッドやベンチプレスなどの多関節トレーニングによっても鍛えられることが分かっています。

 

ということで、今回のコラムはここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

参考文献

・www.rehabilimemo.com/entry/2018/02/01/141752