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浮指に注意!

4年の草野です。

今回も障害を減らすための身体の使い方というテーマでお話していこうと思います。

 

題名にもある「浮き指」という言葉はみなさんご存知でしょうか?長年スポーツをやってきたみなさんなら、走るときに「地面をつかむように走れ」とか言われたことがある人もいるかもしれません。立ったり歩いたり、走ったりして地面に足の裏がついているとき、足の指をしっかりとつけることは動作の基本になってきます。足に指がついている理由を考えれば当たり前ですね!

 

足に指がついているから使わないのはおかしいという少し冗談っぽい言い回しになってしまいましたが、決して冗談ではありません。長いヒトの歴史の中で、2足歩行になった後もしっぽは退化したのに足の指が退化せずに今自分の足についているということは、足の指が生きていくうえで欠かせないものであったということを意味しているのではないでしょうか。その足の指を使わないで生活していたのであれば、ヒトが長い歴史で築き上げた効率的な体の使い方を無視してしまうことになるので、もちろんパフォーマンスも落ちるし、障害がおきてもおかしくありません。というのは私の壮大な自論ですが、あながち間違ってないかなと思います。

ちなみに浮き指が障害を起こす科学的な根拠はもちろんありますが、少々小難しくなる上、あんまりおもしろくないと思うので割愛します。自分で調べてください笑

 

さらに足の指の大切さをお伝えするために、一人のサッカー選手の話を紹介します。元日本代表「ドラゴン」と呼ばれた久保竜彦選手です。彼は、浮き指によるスポーツ障害に悩まされた選手のひとりであるとされています。身体能力が日本人離れしていて、強烈なシュートを放つあの選手がなんと浮き指だったのです。思えば、ドイツワールドカップの時、代表選考でまさかの選考漏れをした際の理由は慢性的な「腰痛」でした。私としても、小さいころ大好きな選手だっただけに非常に残念だったことを良く覚えています。

 

素人目にははっきりとはわかりませんが、専門家的にはあまり良くない姿勢だったといわれています。それでもわけわかんない威力のシュートを放つんですからすごいですよね。アンジョンファンや坂田との2トップがかっこよかった。

 

話がそれましたが、ここからは自分が浮き指であるかチェックする方法と、もし浮指であった場合の簡単な改善方法を少しお伝えしようと思います。

 

チェック方法

野球選手やギタリストの指や指の付け根の皮が固くなるように、みなさんの足の裏も皮が分厚くなっている部分があると思います。ちなみに私の場合は親指の端っこと母指球のあたりがカチカチになっていました。私の場合もあまり良くないかもしれませんが、一番注意しなければいけないのは指の付け根の皮が固くなっている人です。指先が地面をつかめていない分付け根が体重を受けているためにそうなってしまっています。他のチェック方法としては、足の指を手で反らせてみて90°以上反ると浮指の癖がついてしまっていると言われています。

 

改善方法

ネットで紹介されているものだとテーピングで癖を改善する方法や、足の指を曲げる体操をするものなどありますが、共通していることは、偏平足を直しアーチを整えるということです。私は完全な偏平足なので、ケガも多く疲れも溜まりやすいということを自覚しています。そこで対策として最近スパイクの中敷きを変えてみました。スパイクの中敷き自体がアーチ構造を持つことで、強制的に足の指が地面に着くようになるということです。結果、スパイクが以前より良く足にフィットしている感覚もあり、疲労も以前ほどではなくなったように感じます。参考に今使っている商品を紹介しておきます。

https://www.sorbo-japan.com/products/detail.php?id=27   DSISソルボスパイク

 

と、最後はステマみたいになりましたが、少しでもみなさんの参考になっていれば幸いです。

次回もお楽しみに!