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奥川(1年) 「膝関節について」

みなさんこんにちは。金曜日は体の仕組みについてということで、今週は膝関節について書いていこうと思います。

 

膝は、サッカーをしているほとんどの人が痛くなったことがある、ケガをしたことがあるところだと思います。ケガをしないような動きを身につけるためには、まず、膝関節の構造とその動きの仕組みを知ることが大切です。

 

・膝関節の構造

膝の関節は大腿骨とすねの骨である脛骨で成り立っています。脛骨の一番下は足首の内くるぶしです。すねにはもう一本、脛骨の外側に腓骨という骨があり、その下が外くるぶしになっています。また、大腿骨と脛骨の間には、外側と内側に半月板という軟骨があります。衝撃を吸収するクッションの役割を果たし、関節面がずれないようにしています。

膝には4つの大きな靭帯があり、膝を安定させる働きをしています。関節の内部に、前十字靭帯と後十字靭帯があり、膝の関節が前方と後方にずれるのを防ぎます。これらの靭帯は膝がひねられすぎないようにする役割も担っています。内側には内側側副靭帯、外側には外側側副靭帯があり、膝が内側や外側に折れて曲がってしまわないようにしています。

 

・半月板や膝の靭帯に多いケガ

足が地面に固定されたまま、膝を強く内や外にひねったり、急激な方向転換をすると前十字靭帯や後十字靭帯を痛めたり、ひどいときには断裂することもあります。

また、相手からのファウルや競り合いで倒れたときに相手が乗っかってきて膝の側面から大きな力が加わったりすると、内側側副靭帯も傷つきます。半月板も膝にねじるような強い回旋力が加わると、裂けてしまうことがあります。

 

・予防について

ジャンプして着地するときの安全な足のつき方やバランス能力、ステップワークを身につけること、体幹やストレッチをすることで膝のケガをある程度まで未然に防ぐことができます。また、繰り返し膝にかかるストレスを和らげ、少々の衝撃や回旋力に対して打ち勝てるように、膝の筋力を高めておくことも膝のケガを防ぐためには不可欠です。

 

今回はこのあたりで失礼します。