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草野(4年) 「身体が柔らかい人もケガをする」

4年の草野です。

5月18日のコラムにて、奥川のヨシキくんが、股関節の仕組みやサッカーにおける股関節の重要性について書いてくれました。

 

股関節周りの筋肉が固いと走る蹴るなどサッカーに重要な動作の妨げになってしまうので、パフォーマンスも低下します。逆に考えると、股関節の可動域を広げることが出来ればパフォーマンスは自ずと上がっていくと考えられるので、股関節まわりの筋肉の柔軟性を向上することは非常に大切なことです。取り組んでいない人がもしいたら直ぐにでもやるべきです。かなり変わると思います。

 

しかし、筋肉をいくら緩めたからといって、股関節の可動域が無限に広がるわけではありません。骨格によって人それぞれの限界があります。後天的な筋肉の固さの他に、先天的に骨格の可動域が狭い人、反対にとても広い人、いろいろな人がいるというわけです。

 

前述したように、可動域が狭い人はもちろん不利な点が多いですが、広すぎるのもそれはそれで問題が出てきます。股関節の可動域が広すぎるあまり、身体を安定させることが難しく、余計に筋肉を使わなければならなくなります。その結果として、足首など他の関節に固さが出てきたりします。

また、可動域が狭い人は、筋肉を使わないと股関節が動かないため、骨盤周りの筋肉が自然とつきやすいのですが、可動域が広いと、力を使わずして骨盤を動かすことができるため、骨盤周りの筋肉がつきづらいと言われています。

 

筋肉が使えていない状態での過度なトレーニングは、関節での負荷が大きく怪我につながります。

股関節の可動域が広すぎる人ほど、怪我の予防を考えると体幹・骨盤周りの筋力強化は必須になってくるのです。

 

ストレッチやトレーニング、パフォーマンスアップやけが予防に良いと推奨されているものはたくさん有ります。それぞれ誰がやってもある程度の効果があるものが多いとは思いますが、なんとなくやってるストレッチやトレーニングが自分の身体に本当に効果が現れているのか一度見直してみると良いかもしれません。