· 

「コラムについて」

こんにちは。4年の江口です。

コラム初投稿なので、このコラムについて個人的な考えのもと、説明します。

 私自身、高校までは、監督の指導の下、サッカーをしてきました。監督が筋トレをしろと言えば、筋トレをし、走りの合宿をすると言えば、ひたすら走っていました。この命令とも言える指導に、「間違っている。」とか、「こんな練習やっても意味がない。」など考える余地もありませんでした。やらなかったり、反発などしたら監督の評価が下がるだけですし、実際言われたことの意図を考えながらやっていたので、成長したと感じています。(指導者次第なとこがあると思います。)

 しかし、首都大サッカー部では、指導者がいません。練習メニューから戦術までキャプテンを中心に部員自ら決めています。そんな環境の中で、私は、大学に入り、自分の力だけでサッカーがうまくなることの難しさを初めて感じました。今まで言われたことしかやってこなかったことを知りました。

 そんな中、重要だと感じたことが、正しい知識と問題意識です。

 私は1年の初めからリーグ戦に出させてもらっていたのですが、まず痛感したのが、体格差です。そこで、フィジカルで負けないため、体を大きくするには、お米をたくさん食べると言われていたのでたくさん食べ、長友選手でおなじみの体幹TRをすることを意識しました。この努力は、間違っていないにしろ、正しいというわけではありません。体の筋肉を作る栄養素は、たんぱく質ですし、体幹も重要ですが、お尻の筋肉や体の動かし方などもサッカーでは重要です。このように今まで教わったことや得た知識は、正しいというわけではありません。ウェイトトレーニングをしたら、体が重くなるとか、体幹をしたら、体が硬くなるとか、迷信も多くあります。高校までとは違い、指導者のいない環境では、さまざまな情報から正しい知識を自分自身で取捨選択する必要があります。

 また私は、サッカーノートを書いているのですが、その中で「気持ちが足りなかった。」や「○○に対しての意識が低かった。」といったことを書くことが多いです。サッカーをやる上で一番大事なのは、気持ちです。しかし、自分のミスを毎回気持ちの問題にしていいのかと感じました。例えば、パスミスが多かった日に、「もっと集中しなければいけない。」と反省していたのですが、次もまた同じようなミスをしてしまいます。ミスの根本的な問題は何であるのか。「なぜ集中できなかったのか。」といったように、もっと深く考えなければ成長はありません。そのように考え始めると、解決するために大事なのが、知識であると思います。例えば、睡眠に関する知識がある人は、先ほどのパスミスが多いという課題に対して、睡眠の質が悪く、集中力が足りないと考え、オフザピッチを意識するようになると思います。知識が豊富であると、様々な角度から問題に対してアプローチすることができます。

 このように感じたので、より多くの部員に様々な知識を得る機会を増やすべく、サッカーに関する有益な情報を毎日、コラムとして、共有することにしました。また、部員のみならず、多くの方に読んでいただき、首都大学東京体育会サッカー部の存在を知っていただけると幸いです。

 

 明日からサッカーに関するコラムを更新していくので、お楽しみに!